会った土佐:5回目の『長老大学』訪問 2017年11月9日

~だんだんと顔見知りに~
 高知市内から車で約1時間。デイサービス長老大学は、利用者さんからお話を聞かせていただく『聞き書き介護』に取り組んでいる、アットホームなデイサービスです。私たちはお互いにゆっくりじっくり『話をする、話を聞く』、それだけです。2ヶ月に1回の訪問を繰り返して、早や半年余り。何を思い、何に興味がひろがり、どんな関係が築けるのか・・・、そんな実験的なワクワク感も感じた今回の訪問でした。

今回は、高知の酒席での遊び『箸拳』に挑戦
 箸拳は、それぞれ3本の箸を持って対座した二人が、前に出した手に隠し持った箸の合計数を当てるゲーム。負けた方がお酒をいただくというルールになっていて、勝っても嬉し、負けても嬉しなんです!?以前、利用者さんから「昔はよく箸拳で盛り上がった」という話を聴き、「では、次回、是非やりましょう」ということになったものです。

 手でうまく隠せる小さな朱塗りの箸6本が必需品なんですが、昔の高知のお客(宴会)には欠かせなかったこの箸が、今はなかなか手に入りません。なんとか田舎の家にあり6本は揃って、やれやれ。後は、お猪口とお酒ですが、ここでお酒というわけにはいかず、ペットボトルの水2本を準備し、さあ、スタート!!

 私たち土佐っ歩メンバーは、箸拳は「知っている」という程度で見よう見まねですが、利用者さんのうち男性のお二人はかなりの上級者です。「さぁ、いらっしゃい」「これは、3本」「そうきたら、こっちは1本。これしかない!!」とかける声も手つきも慣れたもの。負けると、まるで酒であるかのようにお猪口一杯の水を呷り、「おお、そんなに酔わせてどうする」と声も上がり調子に。完全に酒宴のノリです。昔の神祭や職場のお客での思い出話も飛び出して、ワイワイ楽しい時間を過ごしました。
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長老大学通信に土佐っ歩の訪問の記事
 通信の秋号に、私たちの訪問の様子が紹介されました。この通信には、『黒鳥を忘れない』を出版された小林ちえみさん、『黒鳥の女たち 特攻隊を語り継ぐこと』の著者城戸久枝さんの訪問時のことも載っており、『聞き書き』の裾野の広さも感じます。この2冊の本も読んでみたいものです。

青空に映えるつるし柿
 窓の外に目をやると、利用者さんたちが皮むきした柿の実が、青空を背景に行儀よく並んで、秋の色に輝いていました。少し先輩の利用者のみなさんとの時間、いつも豊かにゆっくり過ぎていきます。

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