~10名で佐川町を土佐っ歩!~

2月16日(金)、JR高知駅から特急で西へ約30分のJR佐川駅に、高知支部の5名に韓国や東京在住の方も加わった総勢10名が集合。初めての土佐っ歩を楽しみました。

直前に南国土佐では珍しい雪が積もったこともあり、天候が心配でしたが、曇天ながらも寒さは和らぎ、まずまず。
駅には町のボランティアガイドのお二人が笑顔で出迎えて下さり、町歩きはスタート。佐川町には何度も足を運んでいる高知在住の私たちも、地元の方々による詳しいご説明を伺いながら歩くのは、全員初めてで、興味津々!!
以下、簡単に主な訪問先の感想などを記します。
ガイドの方が「実は、これは私が製作したんです」と一言。なんと、ガイドのお一人は模型作家の栗田眞二さんご本人でした。
この地を治めた土佐藩家老・深尾家の家屋敷、酒蔵、お寺、旧家などの模型群は、建物の畳や襖などの内部に至るまで精巧に再現されています。
素晴らしい芸術作品に一同、感嘆。考証などを含め製作に要したご苦労を、栗田さんから直接伺って、その根気・粘り強さに敬服した次第。
佐川町立青山文庫(せいざんぶんこ)
佐川生まれの維新の志士、田中光顕(1843~ 1939年)は、龍馬暗殺の現場にいち早く駆け付けた陸援隊士であり、後に宮内大臣など新政府の要職を歴任。その田中伯爵が90年を超える生涯のうちに集めた志士たちの遺墨など、貴重な資料が寄贈され、展示されています。

坂本龍馬、西郷隆盛、大久保利通、高杉晋作など錚々たる人物の直筆がズラリ。「『お宝鑑定団』に出したら、どれほどの値段がつくかね?」との声も上がりました。花のない季節でしたが、庭園も見ごたえがありました。
町歩きの後、昼食は・・
お楽しみの昼食は、酒造会社の白い酒蔵と向き合った大正軒に入って。重箱を開くと、大きなかば焼きがドーンと。「ダイエット中なのに」「この際、それは気にしないで」と言い合いながら、老舗の味を堪能しました。

昼食後は、日ごろ公園の整備ボランティアをされているお二人のガイドを受けながら、この公園を散策しました。
春はサクラの名所ですが、この季節は、牧野博士が愛したことで知られるバイカオウレンが見ごろ。春を告げる森の妖精を思わせる白いかわいい小花にしばしうっとりです。
近道となる山道はアップダウンがあり、日頃運動不足のシニア参加者らは息を弾ませながらも、眼下の町並みの風景も満喫しました。
皆さんも、高知へ来られたら、少し西の方に足を延ばして、佐川町の歴史、花、グルメを楽しんでみませんか?
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